JAみえなかは10月16日、営農指導担当職員らを対象に「脱炭素社会に向けて“真のSDGsは農にあり”」をテーマにカーボンニュートラル等の環境負荷軽減についての勉強会を初めて行いました。
一般社団法人地域連携ネットワークみえからの声掛けがきっかけ。当JAの管内の1つである松阪市では今年の2月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行うなど、地域としても関心の高い取り組みであり、組合員と接することの多い営農指導員らが、組合員からの相談等に応えるためにも知識をつけることを目的として開催しました。
開会にあたり当JA山本清已代表理事組合長が「担い手から質問される立場。最近増加しているソーラーパネルも環境に良いとされるが農地を守れているとはいえない。農地を農地のまま活用したカーボンニュートラルへの取り組みがあることも知ってほしい」と想いを込めてあいさつしました。
講師には三重大学大学院生物資源学研究科の澤田陽樹氏とナディーン・アイカマン氏を招きました。澤田氏がカーボンニュートラルに向けて研究を進めている荒廃田の利活用などについて説明。また、アイカマン氏からは自然資本データを可視化するため、土壌データのアルゴリズム分析による最新デジタル技術を紹介いただきました。
JAみえなかでは今後も、カーボンニュートラルに向けてできる取り組みを進めていく予定です。