地域を支える生産者

2024年7月 カボチャ生産者

実が生(な)る喜びを感じながら

カボチャ生産者
杉山 喜代子さん(80歳)

プロフィール

約3aの面積でカボチャを栽培。7月から8月にかけて加工用として年間300kgほど出荷している。出かけることや、興味のある講演会などを聞きに行く事が楽しみ。健康に気を使って運動などにも取り組んでいる。

新規振興作物として開始

 平成26年にJAの新規振興作物として生産者を募集していたのを機に栽培を始めました。家庭用としてカボチャを栽培したことはありましたが、出荷用としては初めてだったのできちんとした栽培方法はわかっていませんでした。みんなで出荷に取り組むということで、栽培開始当時には生産者圃場をみんなで巡回していました。それまでは自己流で栽培していましたが、他の方の圃場を見せてもらい、参考になった部分を取り入れています。また、JAからの指導ももらい、有効なツルの止め方や、伸ばすべきツルなどを教えてもらった通りにやってみたらうまく育って嬉しかったです。

生長が目に見える喜び

カボチャは実が生っているのが目に見えるのが面白いです。朝早くから畑に来て、花が咲いていたら手作業で授粉していきます。天候によって開花数も異なりますが、1日に2~30個ほど授粉させます。手間ではありますが、その分確実に実が着くため、張り合いがあります。今年は雨が少なく、天候が良い日が続いたので授粉がうまくいき、実がたくさん着きました。大変なのは収穫です。一つ一つが重いので、家族に手伝ってもらっています。また、病気の防除も欠かせません。うどんこ病が広がってしまうと厄介なのですが、今年は病害が発生する前に防除したため、今のところ被害もなく順調です。

今後について

様々な作物を育ててきましたが、私が作った中でカボチャが一番面白いと感じています。もっと増やしたいとも思いますが、長く続けていきたいので、無理のない範囲で作っていきたいと思います。

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