地域を支える生産者

2024年1月 イチゴ生産者

愛情もって育てる

イチゴ生産者
金谷 元貴さん(34歳)

プロフィール

約9aの面積で「章姫」を栽培。12月から5月末に共選やきっする黒部、インショップへ出荷し、約4,5tの出荷量を見込む。イチゴの生長具合を見るのが趣味。前職時代にはできなかった、夜寝て朝起きる生活が家族とできていることが幸せ。

サラリーマンからイチゴ農家へ

イチゴを栽培始めたのは3年前。県外でサラリーマンをしていましたが、子どもが生まれたことをきっかけに地元へ帰ってきました。地元でできる仕事を探していたときに、祖父が昔イチゴ農家をしていたことを思い出し、イチゴ農家になることを決意。就農1年目は個人のイチゴ農家のもとで勉強し、2年目に独立しました。水稲をやっていた土地があるので、そこにハウスを建ててイチゴを栽培しています。就農当初は、サラリーマンをやっていた頃とは全く違う仕事で、作業の要領を掴むのに時間がかかりましたが、今は楽しく栽培しています。まだ経験年数が浅いので、分からないことや困ったことがあればJAや普及センターの職員に相談するほか、自分で調べて日々勉強しています。

変化にも対応できるように

今年度は夏に雨が少なく、高温、残暑が続いた影響で、定植が遅れ、花が咲くのも例年の1~2週間のズレが生じるというイレギュラーが発生した年でした。今まで普通にしてきていることが通用しなくなってきていると感じています。今年度は特に病害虫が多く発生するので、適期に防除をし、異変にすぐ気づけるように毎日ハウスの中を巡回して、手入れを欠かさないように注意しています。

これからも挑戦し続ける

生産して良かったことは、消費者の方から「おいしい」と言ってもらえるところです。それが1つのモチベーションになります。これからも栽培技術を向上させて高品質なイチゴを栽培し、面積拡大や「章姫」以外の新品種にも挑戦したいと考えています。イチゴ農家は現在減少傾向にありますが、新規就農者が増えてもっと農業が盛り上がればいいなと思います。

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