地域を支える生産者

2024年6月 麦生産者

地域の多面的機能を守る

麦生産者
株式会社 北川らいす

代表取締役 北川 常一さん(66歳) 取締役 平岩 智志さん(35歳) 平岩さんのお子さん:世梛ちゃん(8歳)、汰鳳くん(6歳)、瑠花ちゃん(4歳)

プロフィール

約90㌶の面積で麦を栽培し、JAに出荷。6月中旬から出荷開始し、年間185トンの出荷を見込む。2019年4月に小麦と水稲でJGAP認証を取得。北川さんの楽しみは孫とお風呂に入ることで、平岩さんはおいしいお肉を食べることと、お酒を飲むことが楽しみ。

担い手としての始まり

15年前、地区の農地のオペレーターをされていた方から、約30haの農地を譲り受けました。それ以来、担い手として地区全体の農地の管理をしています。当社では麦の他にも主食用米や飼料用米も栽培しています。現在では当初より約3倍の農地を管理するようになりました。また、7年程前から娘婿も一緒に栽培に携わってもらっています。

やってみるの精神で

まず、土づくりには堆肥、牛ふん、鶏ふん等を使用し、JAや普及センターの指導を基本とした良質な土づくりを行っています。栽培管理には、スマート農業を活用しています。例えばドローンを導入したり、圃場をパソコンで管理して生育状況の確認をします。スマート農業を導入してから、導入前より約1/2の作業時間になり人件費削減、効率化ができました。初心を忘れず、やってみて良くなると思ったら続けて、ダメだと思ったら次の方法を見つけるチャレンジ精神を持って栽培しています。防除面では新種や、従来の方法では耐性がついてしまった病害虫についてJ、Aや普及センターのアドバイスを基に対応しています。

今後について

生産していてよかったことは、努力や工夫を凝らしたほど数量に結果があらわれるので、それを見て麦の栽培工程ができてきたと手ごたえを感じることです。

当社はただ栽培するだけではなく、地域農業の多面的な機能を守る役割もあります。効率化を進めてなるべく綺麗に圃場の管理を行い、当社に任せてよかったと地域の方々に思っていただけるよう日々努力は欠かせません。面積はいい意味での現状維持ですが、さらに品質を良くして農業所得向上が出来るように努めていきたいです。これからも地域農業が衰退しないように使命を持ってやっていきます。

※ お話は常一さんに伺いました。

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