地域を支える生産者

2023年3月 キャベツ生産者

イチから農作物を育てるのが楽しい

キャベツ生産者
小林 健太さん(31歳)

プロフィール

JAみえなかキャベツ・はくさい部会、加工野菜生産部会等に所属し、約2haの圃場で加工用キャベツを栽培。秋冬キャベツは「夢いぶき」「冬藍」等、春キャベツは「YR若空」「味春」等の品種を中心に栽培している。趣味はプラモデルやゲームを作ること。

身近な存在だった農業の道へ

 民間企業に勤めていましたが退職を機に、もともと実家が農業を営んでおり農業が身近なものだったこともあり就農を決意。22歳で農業大学校に通い始め、卒業後は株式会社JAアグリサポートだいちに就職し、農業についての知識や技術の習得に努めました。27歳の時に独立し、専業農家として、父と二人三脚で農作業に励んでいます。

変化する気候の中で

 キャベツの苗は自家育苗しています。作業は真夏の暑い時期に行うため、苗作りも難しく体力的にも大変ですが、水や温度調節など徹底した管理を心掛けています。
 今年度産は天気に大きく左右された年で、定植時期に降雨が多く、定植が遅れたことや収穫前に冷え込んだ影響がありました。そのためほぼ毎日圃場に出向き、生長の様子をいつも以上に確認して念入りに栽培管理や除草作業を行いました。結果としては大玉で品質の良いキャベツを出荷することができ、ほっとしています。
 最近では異常気象といわれるほど、毎年変化する気候の中でそれに対応した農作業をしていく難しさを痛感しています。ですが種まきから収穫するまで少しずつ元気に生長していく過程を見られるのが農業の楽しみのひとつでやりがいに繋がっています。

自分のペースでイチからコツコツと

 農業の魅力は自分のペースで好きなように作業を進められること。もともと細かい作業が得意なことやイチから何かを作るのが好きなこともあり、農業は天職だと感じています。これからも玉が大きく良質なキャベツを栽培し続けていくために、これまでの経験や農作業の中から学んだことを活かし試行錯誤していくとともに、安定した出荷を目指します。

ページTOPへ